2025-09-08 著者:小山一夫
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ヨーガについて歴史的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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しかしながら、この様に「心の作用を止滅する」のがヨーガの定義とされている一方で、やや異なる意味合いもあるようです。
博士もそれについて次のように言及されています。
『インドの古典語サンスクリットで、ヨーガ(yoga)という名詞はユッジ(yuji「つなぐ」「結び付ける」)という動詞から来たことばであるから、ヨーガには「結合」という意味がある。それで今日ではヨーガ行法を説明する時には「自分と神を結び付ける方法である」とか「人間の行為と思想の生活が全面的にかれ自身の存在の根本と調和する状態である」などと説かれる。こういう説明は全く当たっていないとはいえないが、歴史的な根拠のある説明とはいえないのである。』(「ヨーガの宗教理念」P213)
『ヨーガということばの最も古い意味は「馬を車につける」(英語のyokeはその名ごり)ということである。ヨーガということばが「つなぐ」「むすぶ」などの意味に使われたのは第二次的な適用なのである。』(「ヨーガの宗教理念」P214)
そして博士は結論として、カタ・ウパニシャッド3-4を引用しながら、ヨーガという行法名がその語源の「馬を馬車につなぐ」から「むすぶ」に発展し、そこから制御の意味合いが生まれたと指摘しています。
ちなみにウパニシャッドとは、サンスクリット語で書かれた奥義書を指します。200以上あるといわれていますが、仏教以前に存在したものから16世紀に作られたものまであり、成立した時期もまちまちです。