2025-09-29 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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4.輪廻思想とカースト制度
ヨーガはそのスタートから宗教に利用され、そこに輪廻や解脱の思想が組み込まれてしまいましたが、その背景について考察したいと思います。
カースト制度の成立過程を見ますと、当初は支配層(アーリア人)と被征服層(先住民)の2階級でした。アーリア人のインド侵略は紀元前1500~1300年頃のことですが、その後、数百年をかけてインド各地に進出し、釈迦の時代には16カ国に分かれていました。
彼らが作ったヴェーダは、階級制度を肯定し、それを裏付けるものでもありましたので、支配階級にとっては大変都合のよい内容だったといえます。この階級制度は、時代を下るに従って多様化し、複雑になってゆきます。そこでは、差別感の強い階級制度をどう無難に維持してゆくかが課題となりました。
歴史を見てもわかりますが、不当な差別的社会は常に革命を引き起こしてきました。事の成否は別にして、そこでは血で血を洗う闘争が繰り広げられます。