2025-10-21 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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四大漢訳者の一人で「大乗起信論」「金光明経」などを漢訳した西印度の僧・真諦の「婆藪槃豆法師伝」には、世親と共に無着の逸話も語られていますが、それによると無着は通力によりマイトレーヤのいる兜率天に上り、そこで弥勒菩薩から教えを受けます。
彼は現界に戻ってその教えを人々に説くのですが、誰も信じようとはしませんでした。そこで無着はマイトレーヤに現界に来臨し、人々に直接説法してくれるように頼みました。毎夜続けられたその説法の状景はまさに神秘的なものでしたが、大変リアルな逸話が残されています。
「法を聞き弥勒に近づくことができても見ることはできず、或いは光明のみを見てお姿を見ず教説を聞かず、或いはお姿を見るも教説を聞かず」
概ねこのような内容なのですが、まさにその光景が目に浮かぶようです。この話については、真諦のみならず玄奘も似たような記述を残していますし、またチベットにも同様の話が伝わっていますので、当時のインド各地の修行者や学者達は当然知っていたと推測できます。
マイトレーヤが実在の人物だったという説もありますので、真偽のほどはわかりませんが、いずれにしても当時その様な話が広く知られていたのは事実です。