2025-11-08 著者:小山一夫
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ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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日本における真言密教の開祖、空海は室戸岬の洞窟で虚空蔵菩薩求聞持聡明法を成就しましたが、その時、彼は「谷響きを惜しまず、明星来影す」と記しています。
響き、つまり振動というのは密教に於いて重要な要素であることがこれによっても明らかなのですが、その源流とも言うべきヨーガに於いても単にマントラの詠唱や言葉の意味だけに注目するのではなく、その原理から鑑みて、三密の口は振動と考えるべきでしょう。
ヨーガの技術とは、つまるところこの振動をどのように制御するか、にその成否がかかっていると言っても過言ではありません。ですからアーサナの形を作って喜んでいるうちはまだ初学者というべきでしょう。
しかしながら、この振動ということでいうならば、マントラを発する際の声帯だけが振動を作るわけではありません。呼吸法であれば横隔膜が振動源となるし、肛門などの体内制御(バンドゥ)に使用する各所も同様の役割を果たします。