一般財団法人 野萩青少年育成財団
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タントラとヨーガ 考-106

2025-12-30 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

ヨーガとタントラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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ところでクンダリーニが覚醒すれば、人格が一変し、聖者の如く立ち振る舞う、かのような話は、あまり当たっていないと思います。なぜならクンダリーニの覚醒とは、単にエネルギーが高まり、それを制御できるようになったというだけの話だからです。つまりクンダリーニの価値は、それをどう使うかにかかっているのです。

クンダリーニの覚醒には、いくつかの形態があります。
それについてスワミ・ヨーゲシヴァラナンダ師は「魂の科学」(P150)で、次の2つを挙げていますが、私もその通りだと思います。


1.生気の上昇
2.光輝状態の始まり


前者は生理的な反応が伴います。これについては30年位前、修験者として山籠りし滝行に精を出していた頃、とても興味深い体験をしました。

この滝行ですが、実際にやってみるとかなり厳しい修行でした。
真冬に氷を割って滝壷に座ると、突き刺すような痛みと冷たさに体の感覚が無くなってきます。足などつねっても麻痺して痛みも感じません。それが心臓までゆくと死んでしまうそうです。頭が真っ白になる直前、心臓のすぐ下まで麻痺した頃に、動かぬ足を叩きながら体を引きずるようにして滝から這い出ます。高尾山の蛇滝はじめいろんな所に出かけましたが、雪の日よりも凍りつくような夜が一番辛かったのを覚えています。山小屋に泊まり、仮眠を取りながら、夜の10時、12時、2時、4時と深夜に4回ひとりで入滝しました。

古い霊場ほど過去に、真冬の滝行で何人も死んだという話もあり気味も悪いのですが、かにひとりで取組むには相当な覚悟が要ります。丁度その頃、ヨーガもやっていたので、滝に入る前に先ず火の呼吸を3分くらいやりました。そして滝に打たれて体が凍えたら、また火の呼吸、それで体温制御を図りながら、何度も滝行にチャレンジするわけです。
 


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