一般財団法人 野萩青少年育成財団
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2002年の日記から―4

2026-03-04 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

2002-12-3
高地トレーニングの弊害-3


高地トレーニングを高橋選手のような短期間ではなくもしも数カ月間続けるならば確かに赤血球は増えるだろう。また赤血球のみならず筋肉内で酸素を運ぶミオグロビンという蛋白質が増量することも確認されている。さらにガス交換を行なう肺胞の機能も向上する。故に最大酸素摂取量が増大するなど心肺機能強化や運動能力の向上が期待できる事が高地トレーニングのメリットだと言われている。

 

しかしながら実際の効果としてはそれを裏付けるに足る優れた追跡データは報告されていないのが現状だ。なぜならば低地に戻ってから生体バランスを自動的に調整する機能が働き、元に戻ってしまうからだ。

 

また、希薄な酸素は神経系にも深刻な影響を与える。血中酸素濃度の低下による酸欠状態は集中力を失わせるとともに、全身の神経系機能の安定を損なう。心臓系・呼吸系のプラス効果よりも他に起因するマイナスのほうが大きい為、運動能力は低下する場合が多く向上は難しい様だ。

 

国際オリンピック委員会ですら標高3000m以上の高地での競技は危険を伴うので禁止すべきであると提案している。やむおえず高地での競技を行う場合は、競技の直前に現地へ行き72時間以内に競技を終えて帰るべきだと述べている位だ。 
 


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