2026-03-02 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
2002-11-30
高地トレーニングの弊害-1
高橋尚子の骨折ニュースはとても残念だ。
マスコミなどによれば、彼女のフォームに原因があるとかいろいろな事が言われているが、私は高地トレーニングに問題があったのではないかと思う。
彼女は当初米国コロラド州の標高1800メートルで練習していた。この高さだとポテトチップスの袋はパンパンに膨れ上がり破裂するという。人間の肺も言わば小さな袋の集まりなのだから、それだけの圧力を受ければ、どうなるか想像がつくだろう。高地トレーニングは最大酸素摂取量を向上させるので低地でも有酸素運動能力を高めると言われているが、小出監督はさらに3600メートルでの走り込みを課した。1ヶ月の走行距離はなんと1200キロに及ぶ。
以前ある医師が、「激しい咳をするだけで骨折する事がある」と言っていたが、それは肋骨の組成にも関係がある。レントゲンを撮るとよくわかるが、肋骨の背部側しかはっきりと映らない。肋骨の前面側は肺の収縮と膨張に対応しやすくする為に、とても柔らかく出来ているそうだ。だから背部に比べて遥かに骨折しやすい。彼女のフォームに問題があるならもっと以前に骨折していてもよかった筈。私はどう考えもこの一連の高地トレーニングに原因があるとしか思えない。