一般財団法人 野萩青少年育成財団
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2003年の日記から―52

2026-04-21 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

2003-1-16
アルタード・ステーツ 


「アルタードステイツ」1979年製作。
生命の根源をトリップで探ろうとする若き精神心理学者はインディアンの秘薬を服用し、光と音を遮断したタンクの中で硫酸マグネシウム溶液に浸かった。だが、細胞の記憶を遡る内にDNAが変異して類人猿に逆進化してしまう。パディ・チャイエフスキー原作、ウィリアムハート主演の異色作。


かって劇場で見た時、コリンウィルソンの「賢者の石」とカスタネダのシリーズを足して5?で割ったような作品だと思った。内容は荒唐無稽だが、久しぶり(23年ぶり)に見たら中々楽しめた。

 

ところで「賢者の石」もカスタネーダも当時の精神世界ファンにとっては定番的な作品だが、私はカスタネーダはあまり好きではない。あの延長上にどうしてもババラムダスのような薬物中毒者をイメージしてしまうからだ。その様な擬似覚醒体験は百害あって一利無しだと言いたい。

 

その意味ではこの作品アルタードステイツも余り気分の良いものではないのだが、SFホラーとして新しい感覚をもっている事は否定しない。異論は多々あるものの、一度見ておいても損はないだろう。(但し真に受けないように)


この正月は随分映画を見たが、お勧めは「アザーズ」のニコル・キッドマン。(キッドマンが出ている「アザーズ」という意味ではない。念のため)ストーリーの結末は映画の中頃には容易に想像がつくが、それはさておきキッドマンが実にいい。


<「賢者の石」のあらすじ>
科学者レスターは人間の前頭前部葉を電気刺激すると人間の無意識が拡大し過去の人類の記憶を透視する機能を持つことを発見する。彼はその実験によって進化の記憶を遡り人類起源の謎に迫っていく。脳に秘めらた無意識の世界を呼び醒ますメカニズムについてのSF物語。


<カルロス・カスタネダ『未知の次元』冒頭の言葉より>
  孤独な鳥の条件は五つある
  第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ
  第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされず
     その同類にさえもわずらわされない
  第三に孤独な鳥は嘴を空に向ける
  第四に孤独な鳥ははっきりした色をもたない
  第五に孤独な鳥は非常にやさしくうたう
 


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