2026-05-20 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
2003-2-9
タントリック・ヨーガ-14 究竟次第
また「不滅のティグレ」という発想も興味深いが、これはどちらかといえばヨーガというよりも仏教の輪廻転生説の名残だと思われる。いずれにしても究竟次第では生起次第のアプローチとは異なって限りなくタントリック・ヨーガ的なものになっているのは間違いない。だとすれば、始めからタントリック・ヨーガだけでいいんじゃないかと思うのは私だけだろうか。
古来よりヨーガは多くの宗教に取り入れられてきたが、その為にかえって本来不要な脚色が多くなり目的実現への道を複雑化し不透明にしてきた。チベット密教を考える時残念ながらいつもそう思ってしまう。
<参考>
無上瑜伽タントラの中でも「母タントラ」と呼ばれるものは性的ヨーガの実践にとても重点を置いている。経典で言えば、ブータダーマラ・タントラ、ブッダカパーラ・タントラ、マハーマーヤ・タントラ、サンヴァラ・タントラなどが有名だ。いずれ機会があれば、これらの経典に描かれている独特な性的ヨーガつまりレッド・タントリック・ヨーガの世界について詳細に考察したいと思う。
<参考2>
ルンについて。ルンには5気あるという。一説によれば、①生命のルン(頭頂)②上昇のルン(胸部中央)③偏在するルン(心臓)④火のルン(腹部)⑤下降のルン(生殖器)。このルンは精神と肉体を繋ぎ、五感による認識をサポートし、不滅のティグレに関与するとされる。
<参考3>
ゲルク派の修行システムの他にも、ナーロー・チュードック(ナーローの六法)、大印(チャクチェン)、チュウなどがある。それぞれヨーガの視点から見ても大変興味深いものだ。