2026-06-09 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
2003-4-27
劉備玄徳 「功業不建。是以非耳。」
三国志の重要なキャストのひとり劉備玄徳は、荊州の地である日の午後「髀(ひ)肉の嘆き」にくれる。
正史三国志蜀書によれば、
「日月若馳。老将至矣。功業不建。是以非耳。」と呟いたという。
(概意:月日の経つのは早く、既に老いも目前に迫っている。
しかし私は未だに志を遂げることが出来ない。あまりに不甲斐ない事だ。)
その時、劉備玄徳46歳。若き日の旗揚げから20年以上経ちながらも、未だに志には程遠く、腿の贅肉を嘆く。それは戦場から永く遠のいていた証左でもあり、武人として恥ずかしいことでもあった。乱世を終わらせ世に安定した平和をもたらし、民の生活を守ること、それが彼の志でありながら、その具体的な手段を見出すことが出来なかった。その後まもなく、三顧の礼をもって諸葛了を迎えることになるが、それはこの「髀肉の嘆き」による所も大きいと思う。大儀の為に、個人の見栄や外聞を気にせず、歳若き孔明を軍師に迎えたことで、後に天下3分の計が成った。悩みは人を成長させることができる、という好例だろう。
私もいつの間にかこの劉備玄徳と同じ46歳になってしまった。一日も早く落ち着いてライフワークに取組みたい。さもなくば、今のみならず、死の床についてすら、なお後悔の念が残るに違いない。