一般財団法人 野萩青少年育成財団
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2003年の日記から―111

2026-06-18 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 


2003-5-30
エネルギーの伝達-1(王西安老師)


『中気を養う (中略)
柔は放鬆勁から、剛は棚勁からきます。棚勁は平日の練習で中気(=丹田の気)を養い、それが骨肉を通して出てきたものです。毎日練習していくと、中気が骨の中に入る感じが生まれ、外から見ると柔らかいが中は強い、つまり外柔内剛の状態を作ることができるようになるのです。この時、相手が触ると柔らかい感じがするが、重さを持っている。これが外柔内剛です。』(「武芸」2002年秋号P84)


陳家太極拳の故郷、陳家溝の四天王と言えば、かの有名な陳小旺、王西安、陳正雷、朱天才の各老師が名高い。現在は、陳小旺老師はオーストラリアに行かれ、朱天才老師は海外、陳正雷老師は鄭州で活動中のため、陳家溝では王西安が陳家太極拳の伝統を守っておられる。冒頭の言葉は、その王西安老師の発言だけにまさに極意に触れている。


私は以前から勁力を伝達するのは骨だと言っていたが、どうも上手く説明することが出来なかった。今回王老師の発言を読んで、自分の感覚が正しかったことを確かめることが出来てとても嬉しい。この感覚は実際に味わった人にしかわからないだろう。単に脱力するとか、そんな簡単な話ではない。脱力すれば発勁が出来ると誤解している方は、この王老師の言葉を正確に理解するといい。まさしくその言葉通りだからだ。
 


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