一般財団法人 野萩青少年育成財団
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2003年の日記から―110

2026-06-17 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

2003-5-29
未完の美しさ


「きみはもう『拳意述真』を読んだか」を検討し始めたら、とても興味深いのですっかりはまってしまった。このところ発勁の話ばかりで恐縮だが、興味のない方には暫く我慢願いたい。


武道や武術には実に数多くの攻防技があるが、私的にはあまり興味がない。
私が惹かれるのは、まさに力の源泉とその増幅・発現の理・技法だけだ。
合気ならば、それはその理法の修得であり、その理がわかれば、それを応用した投げ技には興味がない。
拳法ならば、それは発勁の理であって、その妙を修得できたならば、それを用いた技には関心がないのだ。


だから強いとか弱いといった観点で武道や格闘技を見てはいない。それぞれの流派には、長所短所両方あるだろう。人間がつくったものである以上、完璧な体系などないと思ったほうがいい。完璧と思わないが故に、更なる進歩が生れ、より極みに近づくことができる。未完とは秘めたる高みへの可能性を意味している。


事は武道に限らず、現在に納得できない点が多ければ多いほど、貴方もまた進化する可能性に満ちているのだ。 
 


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