一般財団法人 野萩青少年育成財団
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釈迦の悟り―14

2026-07-22 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

目的論


宗教は社会的な必要に迫られて起こる一種の「社会現象」だと思います。
釈迦の当時、人々の苦悩は特殊な階級制度(カースト制度)に起因する所が大きかったのではないでしょうか。四苦八苦もカースト制度によって、より複雑で陰湿な性格を持っていた様に思います。「カースト制度を否定することが人間の苦悩を軽減することに繋がる」ために、釈迦はその理論基盤である輪廻思想を否定したのだと思います。

実際に弟子たちはカーストに関係なく自由に生活していました。その意味では釈迦は革命家であったと思います。力による革命ではなく、「智」による社会改革、階級制度の打破を意図していたのではないでしょうか。

日本で釈迦について語られる時、当時の社会背景が往々にして無視されるのがとても残念です。インドの特殊な状況、つまりカースト制度抜きに釈迦の思想を語ることは出来ないとすら思っています。四苦八苦にしても、低い階層のカーストは高い階層と比べて質的に遥かに悲惨でした。輪廻思想は下層の民衆が革命を起こさない様にする為のマインドコントロールだったのだと思います。「諦め」と「来世への希望」によって爆発を防ごうということです。
 


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