2026-08-02 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
第3期 宋・金・元時代
第3期は西暦960年から1520年までの時期である。
政治環境の混乱、学問方法の発達、外国貿易の影響などによって中国医学は大いに進歩し、様々な学説が提唱され、医学書も多く刊行された。金元四大家もこの時代の偉大な医学者であり、今日への影響度もかなり大きく、また価値のある書も多い。
ヨーロッパでは、禁学とされていたアリストテレスの学問も多くの研究者を得、キリスト教の束縛が徐々に緩み始めた。東洋からも印刷技術、製紙技術、火薬技術などが伝播され、その後のルネッサンスの基盤がひとつひとつ完成されていった。十五世紀に開花するルネッサンスは多くの学問を発展させ、医学においても人体解剖等により解剖学や生理学が飛躍的に発展する。中国医学が西洋医学に追い抜かれるのはルネッサンス以後であり、この時代までは世界的にみても中国医学の優位性は際立っていた。
この時代の中国医学は百家争鳴的な発展を遂げている。著名な医学者を列記すると、
A「治療医学」
1 薬療医学
① 一般医学 朱丹渓、劉完素、張元素、李東垣、 張従正、王好古
② 専門医学 陳自明、銭仲陽
2 理療医学 滑伯仁、王惟一
B「養生医学」
張紫陽、馬丹陽、王重陽、白玉蟾、 邱長春、忽思慧
C「法医学と医史学」
宋慈、李濂