一般財団法人 野萩青少年育成財団
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中国医学 考―6

2026-07-29 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

「内経」は中国における最初の医学書であり、病理学、生理学、治療学、疾病分類、経絡系統などを陰陽五行の原理と法則で整理したものである。特に「内経」には予防医学的な色彩が強く、養生医学の体系化において重要な役割を果たした。更に、その経絡理論は針灸に代表される理療医学の理論的根拠となり、陰陽法則は薬療医学の基礎理論になったのである。(著者不明)

「参同契」は、養生医学の原理を説明したものであり、別名を「周易参同契」と云われるように易卦法則を導入し、養生医学を構成する築基法(天丹法)、房中術(人丹法)、食餌法(地丹法)についてそれらの基礎理論を説いている。実践方法としては築基法のみが語られている。(魏伯陽著)

「傷寒論」は、現在、「金匱要略」と分けられて出版されているが、本来は両書を以って「傷寒雑病論」という一書を構成する。「傷寒論」における医学体系は、当時世界最高レベルの治療効果を有していた反面、病因無視と概念混乱という欠点があった。この問題はおよそ1400年後の明代末になるまで解決されなかった。
 


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