2026-07-28 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
第1期 秦・漢時代
第1期は世界史ではローマ時代にあたる。
この当時既に西洋では、解剖学と生理学が発達しており、前立腺や十二指腸などという言葉が解剖学に使われていた。又神経に知覚性と運動性があることも発見され、脳と神経が重要視されていた。解剖を基礎とするガレノス医学に代表されるように、基礎医学はかなり高度なレベルにあったが、治療技術について言えば、当時の中国医学の薬療効果の方が遥かに高い水準にあったと言える。
この時代中国医学は経験医術段階から体系医学段階に入った。
その順序としては、先ず経絡医学が体系化され、次に養生医学、湯液医学と続く。
西洋医学はギリシャの都市国家時代から既に体系医学の段階に入っており、当時の中国医学にスタート段階での歴然とした差を付けていた。その後秦から漢にかけて、陰陽理論による分類原理の導入が理論体系の中の論理性を厳密な意味で高め、西洋医学を追い越す様になった。
陰陽哲学とは、相反傾向を設定した傾向分類法であり、二元数学の考え方に近い。易の論理は、微分、二元数学、立体解析幾何によって成り立っており、その関数概念は中国医学の体系化に役立った。この時代の名著として、「内経」、「参同契」、「傷寒論」があげられる。