一般財団法人 野萩青少年育成財団
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中国医学 考―16

2026-08-08 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

その後3世紀を経て、西洋医学の導入と臓腑理論の活用によって、これらの問題は徐々に解決されてゆくが、第2次世界大戦後東西の理論融合が進むにつれ、ある部分では西洋医学を凌駕する治療効果を上げられるようになった。


薬療医学においては前述の様に大変目覚ましい発展があったわけであるが、理療医学と養生医学においても理論体系がより精密になった。


この時代を代表する医学者を二人挙げるとすれば、葉天士と李時珍であろう。


外国人からみれば、世界医学誌年表にも載っている名著「本草綱目」の著者である李時珍(1518―1593)の功績が第一とされるであろう。確かにこの書は中国のみならず世界的な薬学名著である事は間違いない。しかし中国人からみた場合、李時珍よりも葉天士(1667―1746)を評価する声が多い。


何故ならば「本草綱目」がなくとも中国医学の発展は続くが、葉天士の「外感温熱篇」がなければ、中国医学は他の土着医学と同じ運命をたどり、その治療効果の低さから今日に至るまでに消滅していたに違いないからだ。
 


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