2026-08-18 著者:小山一夫
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昔書いた日記からいくつかアップします。
(4) 日本型漢方医学の問題点
西洋医学的発想での処方による副作用について
私は「漢方」とは漢の時代の方剤という意味に解釈している。
日本の漢方医学は傷寒論後の優れた中国医学理論の恩恵を受けていない為に、証の判定も適切ではなく、殆ど思い付きのような処方が病院でも薬局でも行われているのが現状である。医師にしてもその知識は臨床の場で少しづつ学んでゆくのが一般的なパターンで、とても基礎理論から系統立てて勉強されてはいない。
ここではまず西洋医学的発想での処方による副作用について考えてみたい。
漢方薬とその副作用についてはしばしば取りざたされているが、そもそも方剤(所謂漢方薬の処方)の処方は「証の判定」、つまり中国医学的診断方法による体質の分析と、方剤を構成する薬物の薬学上の性質の理解の上で組み立てられるべきものである。もしも一般の病院で、「証の判定」を行わずに病名から適当に処方を組んだとすればいったいどのような薬禍が発生するだろうか。