一般財団法人 野萩青少年育成財団
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中国医学 考―25

2026-08-17 著者:小山一夫

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昔書いた日記からいくつかアップします。

 

 

中国医学の基本的な考え方は、そもそも病気とは生体の状態の偏向であり、治療とは偏向の是正に他ならない。従って殆どの場合治療犠牲を伴わないだけでなく、自然治癒力と病巣修復力に貢献する。


西洋医学と中国医学がさらに融合を深めてゆけば、薬禍などの治療犠牲の減少だけでなく医学それ自体の新たな道を開拓することに繋がるだろう。


又近年注目されている生薬学において、西洋医学は殆ど臨床的に有効な知識を有しない為に、その分野でも中国医学にかかる期待は大きい。生薬には既知成分より未知成分の方が遥かに多く含まれている。西洋医学的な成分認識による本質論的生薬学の限界に早く気がつき、中国医学的な傾向分類による現象的生薬学のアプローチへ切り替える必要がある。


又、西洋医学において極めて弱いとされる養生医学の分野で中国医学が活躍できる可能性は今後益々大きくなり、西洋医学と補完関係を構築することが期待されている。


実際の処、食餌法や築基法などの養生医学については西洋医学は中国医学の足元にも及ばないだろう。予防医学の観点からも今後中国の養生医学について科学的な研究が更に進み、その長所が西洋医学に取り入れられることが望まれる。
 


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