2026-09-06 著者:小山一夫
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昔書いた原稿からいくつかアップします。(「アスリートバイブル」より)
5.自動重心制御
スポーツでも武道でも状況や目的に応じて重心制御を行なうのは珍しいことではないが、本来は考えてやるのではなく自動化することが望ましい。それはサーモスタット機能をイメージするとわかり易いだろう。
一定の水準を越えたら自動的に無意識で制御が始まるわけだが、その為には後述の絶対平衡感覚と同じ様な反応パターンを構築する必要がある。
つまり脳がバランスに関する絶対感覚を持ち、その情報をブロードバンド化した全身に瞬時に伝え肉体に反応させる。それには優れた反射神経も必要だろう。一つの形を何度も反復練習しても反射神経は中々養えない。
ぜなら反射神経とは本来、予期しない状況に対する咄嗟の反応速度が問われているのであって、わかりきった動きを如何に早く行うかということではないからだ。それは、外部からの刺激を認知しそれに対する適切な動きを瞬時にとる能力だといってもいい。