貴方たちも、ごはんを食べ乍ら、オシッコをし乍ら、"ああしよう。斯ふした方が好いな"とフト考へ付く時があるでせう。それは必ず無心の状態になっている時です。
何か考へたり、苦しみ悩んでいる時ではありません。
ごはんの箸をはこんでいる様な妙な一瞬間 ハッと気か付く様に、そしてその答は、さっきまで苦しみ悩んで居た事の解決の答なんです、方法です。
これを聞いたら、直ちにに実行して下さい。
必ず實行の出来る事なのです。その腹の中からの言葉を決して持ち廻って相談しないで下さい。それが、その時の貴方でこそ出来る方針なんです。
この自分の聲こそ 自分を詳はらない聲なのです。
人の言葉、人との相談で作ったものではない、自分のアレコレと"都合よくあれかし"と欲で考へた言葉でもない、本当のギリギリの言葉、貴方の中の貴方が、自分の中の自分が本当に"斯ふせねばならない"と本性的に感じて居る言葉なのです。これが詳はりない自分の言葉なのですから、尊いものです、すぐ実行です。
何時も貴方が相談に行く相手は 本当に貴方を理解して居るでせふか、真実の貴方を知っているのは 此の世の中で貴方自身一人きりなのです。
相手は同情してくれた‼︎
貴方の現在の苦しみ悩みが 同じ様に相手の人も感じてくれての同情でせうか、
泣きながら良い方を取る 片身わけと云ふ句もあります。苦しんで居るのは貴方であって、相手ではない。それにくらべて、頼れるものは自分自身の聲です。
私がよく云ふ、「貴方は貴方の鼻でいきをしなさい」と云ふのがこれです、
こふ云って終へは私の商売は上ったりになって終ふか?
