現代の我々は、その靈と云ふ基本を無視してゐるのだ、その故に、一切の苦情も作られ、社会は不安になり、国家は不完全なものとなり、又其処から、次の苦悩、不安、不完全を作り出し、止むことないものである。
と、云って、私は、靈を今までの宗教家の云ふ靈魂の存在は信じたくないし、幽靈の存在なども信じない。
靈魂説があるなら、それで「めし」の種子にする坊主共に任せて、もっと生き生きした解釋を持とうではないかと提案するのである。
「靈は確かに存在する」その説明にはまづ靈の働きを考へる為に「靈位」と云ふことを考へてみよう。
靈とは人と人との間に感ぜられるものである。
例へば夫婦があるとする。肉体的には夫婦であっても、靈では夫婦でないのがある。靈位の問題である。電気ではプラス、マイナスの電圧が同じであってこそ、和となり電気的現象は消滅する。
又プラスとマイナスとは相引するし、プラスとプラスは相反する、又電位電圧の差如何にも電気的現象の差がある様に。
