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「炬」おしゃべり  『性命』と云ふこと 26

著者:若月佑孔 / 元ブログ投稿日:2024-10-27

 

 さて、人間集團の中の一つの生命としての紐の一本である私も貴方も、その特徴を持ってゐる筈である、その一本の紐が受けた影響は因縁と云ふもので、その生命が生き継ぎ生き継ぎされた土地よりの制約、風土、生居方法からの風俗習慣他からの侵略や宗教など、これは子供に対しての親からの躾や風習などの状態と同じ因縁となってゐるものです。然し、此処から、性命的な特徴が生じて来、燻習されて来るのです、


 大きく云へば国民性、地域的に云へば越後っぺ根情個人的に云へば、貴方は貴方の性命、私は私の性命と云はれます。


 次に、人間同志、雌雄の結合せねば生命の存續たる子が出来ない。その為に雌雄の結合が生命の存在の初から行はれて来ました。近世から、それと結婚と云ふ形で行はれる様になりましたが、昔の昔のその又昔はどふだったのでせう、現代の様に一應平和の世の中ではなかった。其処では雌雄の結合が習慣風俗、又性命の異った同志で、侵略し侵略し、戰乱の時には特に階級や、種族間の宗教や習慣など無視して行はれました。斯ふして、生命は存續されたけれど、性命は、親子とはっきり傳承されなくなって、その性命の特徴の現はれるのも幾世代置きにトビトビに現はれて来ると云ふ様になりました。
 

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