運の良い?女性もある。一夜に幾つも枕を替える女性もあるし、自分から、さっさと諦めて、頭をつるつるにして、「尼でございます。」それなら尼になり切れば良いのに、俗人以上に、あの方に就着して終って、その慾求不満が何を見ても、メスとオスに見えて来て、箸が二本なのも気に入らないで死んだ有名な老尼僧もある。
「合性」でもない、相生でもない。「あいじょう」愛情こそ大切なのであって、これが当事者同志に素直に湧く相柄かどうかが問題なのである。家の柄が良いから、愛情が湧くものであるまい、大学を出て居るから、愛情が深い訳でもあるまい。それと同じで、一白だ二黒だ、木性だ土性だでそれが論ぜられるか、
何よりお互ひの「気が合ふ」「合はない」を考へねばならぬ、「気が合へば、」北海道から熊本へ嫁に行って一生仲よくも暮すし、粉屋の娘だって、立派な王子様のお母様になる。
