二十才の頃も、子猫がムシムシを追いかける様に何でもとび付いて、ははあ判ったとなるとさっさとやめる、只、判るまでは徹底してやって、判ったらやめ!!
第一に、それを自分の仕事や職業に仕様とは思はなかったから、褒められるとさっさと、潔ぎよくやめた。それ以上やると、「自分の上手」をめしの種子にして終うと判ってゐたからだ。
だから、何でも知ってる。そして、何も出来ないそのかはり、いろいろの味ひは知ってるさ。だから、今では喋るのに事欠かない。上手に喋るね、相手を見て大丈夫と判ると喋る。
今でも、此の三日坊主のやってみろ主義だ。面白そうだなと思うと、もうたまらん、その仕事でもあそびでも道具から盛大に揃えたくなる、でも近頃は「がまん」する事も覚えたから偉いだろ。
以前、兩親が息子さんを連れて来た。伜を見てくれと言う、俺はほめたネ、そしたら、「先生は伜に対して甘すぎる、此奴は悪るい奴です、すぐ飽きっぽくて困るんです、説教して下さい」と言うんだ。
