男を容易によろめかせる女性は、その男性の社会的地位や、夫の名を忘れさせて男にする、その為には容易にそのベールを抜いで見せるのである、
よろめかない女性、よろめかせない女性は、どんな事があっても妻、娘、女事務員、又は芸者としてのベールを脱がないものである。
そして、今にも脱いで見せる様な素振りあると、男はズルズルと引きづられる、この素振を上手にやるのが水商賣さ。
近付き難い女性はベールが確りして居る、
私は人妻でございます、私は娘よと娘らしく、芸者は芸者らしくピンとして居る、それが現代では滅茶クチャでござりまするがな、人妻だか芸者か区別が付かぬ。娘?いや人妻なんだ、判定に苦勞する、又、ベールなんか脱ぎます脱ぎます、頼まない先に、裸体に近いのが町を歩るいてる、
男はみんな浮気なんだ、決して君子でない、だから目的の男性を取ろうと思ったら斯うやれ。
或る女性が朝、男の家を訪門した。向ひ合って坐る。
「寒むいんですネ今朝は!!」茶碗を兩手で抱く様にしてじーっと茶碗の中をのぞく様にする、パッと男はよろめいて終った。茶碗の中をのぞいた所作が女らしい女の姿なのである。
普段ピンとした女事務員らしいキビキビした形で訪ねて来る、母堂が病気、病院に見舞ひに行ってやる、疲れ切った看護姿、やつれた髪形、汚れたズック靴可愛そうに!!危い、こんな時、男性は騎士の様な保護してやろうの気持と、男とになるのである。
