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「片片草」 十三文-4

著者:若月佑孔 / 元ブログ投稿日:2025-07-03

 

昔、一休禪師がお正月元旦、シヤレコウベ頭ガイ骨だ、これを杖の先にくっつけて、カド松の立った入口立っては、「正月や冥土の旅の一里塚目出たくもありめでたくもなし」と云って歩るいたと云う、本当のことだ、それは、その通りだ、だが一休さんよ、お正月だお正月だ、目出対と㐂んでゐたら、目出たいと祝はせておけばいいではないか、皆と一緒にメデタイメデタイと云って良いじやないか、それをワザワザシヤレコーベまで持って廻る、ウスギタナイ坊主じやないか、
「人が陽気になれば、ワザと陰気になる奴さ」兎に角、「此の世の中は持ちつ持たれつうそ持つ」たのだ、但し、十のウソの中に一奌の誠意を要求する。


此処に於て「まこと」の価値がある。


まあ、ウソ、ホントの事は拔きにして、今まで立派なものとして居た国柄そして、その立派なものとしてこそ、「働き」があったのなら、そのままにして置いても良いじやないか、それを、自分から壞して終いて、處置なしにするなんて、余程どうかしてゐる。


切角美くしくお化粧して来たのなら、褒めてやって、うれしがらせて、ついでにお行儀もよい娘にしてやったら良いではないか。
 

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