個人対個人社長対社員の場合でも、此の三つは必要ではないか、一、閑暇の時なら、世の中、世俗のこと、社会の風俗或は事業のこと等いろいろの話題はあり、研究対象もある、それを語り合って、お互ひに智識を身に付ける、物の考へ方を新らしくする、此の閑暇を遊戯雑談に過すものは良交ではない、良社長、良社員ではない。
其の友、其の社長の居ない時は、何彼と考へて、其の友社長の名譽の上るやうに考へてやる、褒め太皷も叩くのだが、一旦一緒の時には、ウルサイ程その生活や事業に注意する改正させる、仲々友人の逆鱗にふれてまで、社長にウルサガられてまでも強く主張出来ないものである、それが出来ない者は、それは只、友達から甘い汁を吸ふ奴、俸給泥棒なのである。
「私は彼と友達だ、」「私は××会社の社員で、××社長と親しい」と自慢はするか、友の為、社長の為になる人物を連れて行って紹介しやふとしない、只自分だけを自慢し、自分だけが其の友、社長を獨占しやうとする、こんな友達や、部下、使用人は何の役にも立たない。
