明治天皇御製|全体の目次
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- 前書き 先行公開
- いにしへの ふみ見る度に 思ふ哉 おのが治むる 国はいかにと 先行公開
- わが国の ためをつくせる ひとびとの 名も武蔵野に とむる玉垣 先行公開
- 昔より ながれたえせぬ 五十鈴川 なほ萬代も すまむとぞ思ふ
- わたつみの 波の千尋の 底まで もてりとほるらむ 秋の世の月
- あたらしく つくりし伊勢の 宮柱 うごかぬ国を なほ守るらし
- 千早ぶる 神ぞ知るらむ 民のため 世をやすかれと 祈る心は
- とこしへに 民やすかれと いのるなる わがよをまもれ 伊勢のおほかみ
- 九重の まがきのうちに さく菊も 風のまにまに 世にかをるらむ
- 民のため 年ある秋を いのる身は たへぬあつさも いとはざりけり
- ちはやぶる 神のこゝろを 心にて わが國民を 治めてしがな
- 古の 人のまことを 知るたびに ふみはしたしく なりまさりけり
- ちはやぶる 神のまもりに よりてこそ わが葦原の くにはやすけれ
- ちはやぶる 神の御代より うけつげる 國をおろそかに 守るべしやは
- ちはやふる 神をまつりて こともなく くれゆく年をいはひけるかな
- やすからむ 世をこそ いのれ天つ神 くにつ社に 幣をたむけて
- 梓弓 やしまのほかも 波風の しづかなる世を わがいのるかな
- 神風の 伊勢の宮居に とよとしの 初穂ささげむ 時ちかづきぬ
- 千早ぶる 神のひらきし 敷島の 道はさかえむ 萬代までに
- 千早ぶる 神のひらきし 道をまた ひらくは人の ちからなりけり
- 千早ぶる 神のかためし わが國を民と共にも 守らざらめや
- 豊年の 新嘗祭 ことなくて つかふる今日ぞ うれしかりける
- はるかにも あふがぬ日なし わが國の しづめとたてる 伊勢のかみ垣
- わがこゝろ およばぬ國の はてまでも よるひる神は 守りますらむ
- をさめしる 八島の国の 外までも 静かなる世を わがいのるかな
- あさみどり 澄みわたりたる 大空の 廣きをおのが 心ともがな
- あしはらの 國とまさむと おもふにも 青人草ぞ たからなりける
- 仇波の しづまりはてゝ 四方のうみ のどかにならむ 世をいのるかな
- 天地も うごかすばかり 言の葉の まことの道を きはめてしがな
- 天地の なしのままなる 世のをしへ まもる心ぞ 身のまもりなる
- いそのかみ 古きためしを たづねつゝ 新しき世の こともさだめむ
- いにしへの 御代の教に もとづきて ひらけゆく世に たゝむとぞ思ふ
- いかならむ 事にあひても たわまぬは わがしきしまの 大和だましひ
- 産みなさぬ ものなしといふ あらがねの つちはこの世の 母にぞありけれ
- おほぞらに そびえて見ゆる たかねにも 登ればのぼる 道はありける
- おもふこと 常にたえせぬ 世にしあれば 心はひろくも つべかりけり
- おもひ入る こころひとつに よりてこそ さかしき道も わけつくしけれ
- かみかぜの 伊勢の内外の みやばしら 動かぬ國の しづめにぞたつ
- 神垣に 朝まゐりして いのるかな 國と民との やすからむ世を
- 橿原の 宮のおきてに もとづきて わが日本の 國をたもたむ
- かぎりなき 世にのこさむと 國の爲 たふれし人の 名をぞとゞむる
- きく人の こころのそこも 洗ひけり よどまずおつる 水のひびきに
- くもりなき 人の心を 千早ぶる 神はさやかに 照しみるらむ
- 國のため あたなす仇は くだくとも いつくしむべき 事な忘れそ
- 國といふ くにのかゞみと なるばかり みがけますらを 大和だましひ
- 國民の ひとつこころに つかふるも みおやの神の みめぐみにして
- 國民は ひとつ心に まもりけり 遠つみおやの 神のをしへを
- 言の葉に あまる誠は おのづから 人のおもわに あらはれにけり
- 苔むせる いはねの松の 萬代も うごきなき世は 神ぞもるらむ
- 言葉もて 教ふることは やすけれど かたきは人の おこなひにして
- 榊葉に かくる鏡を かゞみにて 人もこゝろを みがけとぞ思ふ
- 天地の 神にぞいのる 民のため 雨風ときに したがひぬべく
- いつかわが 心にかゝる 雲はれて すゞしき月の かげにむかはむ
- ゆくすゑは いかになるかと 曉の ねざめねざめに 世をおもふかな
- いにしへの 文の林を わけてこそ あらたなるよの 道もしらるれ
- 御製を歴史の中で読む 平和への祈りと近代国家
- 明治時代の歩みと日清・日露戦争
- 宮中祭祀と代拝 「よもの海」に受け継がれた祈り
- 言葉と文化を受け継ぐ 主な語句と参考文献
- あとがき
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